還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

鳥撮散歩 ダイサギの違い、レクチャーを受ける

 満潮である事は承知の上で(笑)、馬入ふれあい公園へ。鳥見仲間の師匠Yさん、KさんがFBに写真を上げていたウズラシギ?を見ることは出来ないか・・・・。相模川を臨む展望台、そんな期待を見事に撃破!!!当たり前なんですが、満潮では干潟などある訳も無く。展望台ではスコープで観察をされていらっしゃる男性。「おはようございます!」と先ずはご挨拶。満潮でも相模川の中にある草むらを見ますが鳥の姿は見られず。さあ、どうしようか?キジの鳴き声は聞こえるので、キジを見に行こうかと思いましたが、カメラではなくスコープで周囲を見られている男性に「何か鳥はいますか?」と聞いてみる事に。少々、怪訝そうな顔をされたので、「ひょっとして、こまたんの方ですか?」と伺いましたら「はい、そうです。」との返事。ならば伝家の宝刀(爆)、「金子さんやOさんには照ヶ崎海岸で色々とアオバトの事を教えてもらっているんですよ。」と申し上げると一気に距離が縮まります。「そういえば、先月末、金子さんと話をされていた方ですよね。」と私の顔を思い出されたようです。「あの日、金子さんは、鷹取山で朝の4時からフクロウの声を聞きに行ってからここに来たんですよ。」と何やら金子さんの超人振りが伺えるようなエピソードまで紹介して下さいます。

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 それからは、30分ほど野鳥観察や「こまたん」と言う探鳥の会のお話など聞かせて下さいました。私が、多少、生意気に金目川では「ダイサギ見飽きました」と申し上げましたら、クイズを出されました。ダイサギには2種類いるのですがその違いは分かりますか?質問の答えになっていないのですが「実はダイサギチュウサギの区別がつかないんです」と横道にそれるような返事をしますと、大きい順に並べると、ダイサギアオサギチュウサギコサギなんですよと教えて下さいます。そしてダイサギには亜種ダイサギと、亜種チュウダイサギの2種類がいること、そしてその2種類の区別は足の膝より上の色が亜種ダイサギと亜種チュウダイサギは違う事で見分けられると野鳥図鑑まで広げて教えて頂きましたm(__)m。

 話に夢中になっていると鳴きながらキアシシギと思われる鳥が展望台の下、やや北側のわずかな縁(へり)に留まってくれます。急いでカメラを構えますが、メモリーカードを初期化しますか?とメッセージが出ます。たまにバグる事のあるNIKON COOLPIX P950。SDカードを抜き差ししたり、バッテリーを一度抜き差ししたりして、ようやく撮影準備に入ったところでキアシシギは飛んで行ってしまいました。

 Sさん(会話の途中で名前を教えてくださいました。無論私も名乗りましたよ(笑))はどのように探鳥するかについて語られ始め、「写真では追い付かないので、鳥の鳴き声も録音しているんですよ。」と展望台の脇に置いてあるレコーダーを指差します。「あれ、それは大変失礼をしました。今までの会話が録音されて邪魔になりますよね。」と申し上げましたが、「いえ、そんな事は気にしないでください。」と仰られます。また、「こまたん」メンバーの若返りのために8名ほどの若い方へ探鳥の仕方を教えているそうです。4月末に馬入ふれあい公園で、お会いした時に確かに若い方がいらっしゃいましたが、一子相伝的(笑)というのでしょうか、あるいはOJTとでも言うのでしょうか探鳥の仕方を教えられていたそうです。私のように好きだけで目につく野鳥を追い回すのとは訳が違いますね。やはり探鳥の会、学術的な側面もあり論文も皆さんで書かれており、求める道が違いますね。

 珍しい野鳥に群がるバーダーのマナーの悪さ(神明神社アオバズクや、ヒレンジャクの件などなど)などの話や、アオバトのノドアカの話などもさせて頂きました。あまり長居をすると探鳥のお邪魔にもなるので、途中で話を切り上げその場を去ることとしました。

 園内を周り、母衣打ちの瞬間は捉えられませんでしたが、キジの写真を撮りました。しかし、設定がシャッタースピード優先、P950はレンズが暗いのかそんなに速くないシャッタースピードの1/1000でも、1枚目の写真の通り暗く写ってしまいます。その後、今季、初撮りのササゴイ

 相模川の中にある草むら、距離も遠く顔が隠れてしまいました。そして、残念なことに茂みの周辺にはペットボトルや紙コップが散乱しています。こんな環境なのに野鳥達がやって来る、あるいは来ざるを得ないとは悲しい写真ですね。

 と言う事で、Sさんとの会話はとても有益で楽しかったのですが鳥果がボロボロの馬入ふれあい公園を撤収。

 しかし、しかし今日の日記はこれでは終わらないのです(笑)。

 母親の昼食の世話を終えて、極めて消化不良な鳥撮であったし、明日からまた天気が悪くなり何日か鳥撮に出かけられないと思い、車で大磯港まで出かけることと致しました。照ヶ崎海岸ではバーベキューをしている団体がおり、鳥撮には早くも不穏な雰囲気💦💦。

 12時46分、7羽のアオバトがやって来ました。BBQの団体はこの綺麗な野鳥に誰も気付きません。

 海水も飲まず、照ヶ崎海岸の上空を周ってそのまま帰ってしまいました。あー、今日はこんな写真しか撮れません😢😢😢。

 更に待つこと5分。今季初見のチュウシャクシギが飛んで来てくれました。しかし、遠い。

 そして、あっという間に近くの岩礁へ飛び移り、更にまた飛び移りを繰り返し。ついに見失ってしまいました。と言う事で、今日はそんな日なんでしょうね。45分ほど照ヶ崎海岸に滞在しましたが諦め帰ることと致しました。

 次の晴れの日はリベンジするぞーーー!!!