還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

老々介護 母の通院付き添い、トリルシティはやせ薬ではない!

 8月16日以来、母の糖尿病診察の通院付き添いに。先週、採血や採尿を終えているので。その結果をもとに担当の先生と話し合いの日です。母が通院しなくてもよいのではと思うのですが、患者不在はダメなようです。

 さて、9時半の予約で9時少し前に受付機にて受付を終了し、内分泌科の診察室の前で待っていると何とドンピシャ9時半に診察を受けられることに(^^♪

 血液検査ではヘモグロビンa1cの値と、ヘモグロビンの値で貧血の状態を見る事が主たる目的となっております。

 前回が6.7%だったヘモグロビンa1cは0.1%改善され6.6%と良好な値でした。先生の言葉を借りれば良すぎるくらい。体重も少し減っている状況です。また、ヘモグロビンの値は10.1g/dLと正常値の範囲が11.6-14.8g/dLなので前回の9.8g/dLからは0.3g/dL改善しております。

 日々の生活では短期記憶が明らかに低下しています。但しケアマネージャーさんに伺いますと食事をしたかどうかは覚えているのであれば年相応ではないでしょうかとの事です。(無論、美味しいと言って食べてくれた料理を次に出しても覚えていません。そして同じく美味しいと言うのです。)部屋のドアと言うドア、棚の扉と言う扉は開けたら閉める事が出来なかったり、同じことを短い時間の間に何度も何度も聞いて来たり、以前は出来ていたゴミの分別が出来なかったり。(プラゴミの中に燃えるごみを捨てるので後から私がそれを分別する日が週に何度も起きる事は閉口してしまいます。)そして失禁と言うまではひどくなく、私や妻がその処理に手を貸すまででは無いのですが尿漏れパッドを交換する頻度が格段に増えている母です。

 と言う事で、体調面では小康状態を未だ保っており先生とも処方する薬をどうするか相談となりました。

 そこで3種類の皮下注射の内、週に一度しか打たない皮下注射、トリルシティを継続して処方するかどうかに話が及びます。ヘモグロビンa1cの値が7%を切る状態が半年近く続いておりトリルシティの処方はやめようと言う事になりました。そして、ニュースでも取り上げらていますが、やせ薬として需要が高まり、本来必要である糖尿病患者に行き渡っていない事もこの薬を継続して使えないリスクがあるので止めようと言う事になりました。先生からはトリルシティが品薄であると4カ月以上前から伺っていたのですが、病気でもない人間が楽して痩せようなどとの考えで品薄になっていたとは最近ニュースを見るまでは知りませんでした。

 母の場合は不幸中の幸いとなりましたが、製薬会社が自由診療する医師たちとの取引を拒絶する事は独占禁止法に抵触しかねず、問屋さんは病院から糖尿病に使うと言われればは薬を卸さざる得ない状況が今も続いている事を知るにつけ、憤懣やるかたなく思うばかりです。

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