還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

鳥撮日記 後味の悪かった初見、初撮のノビタキ

 何となくインスピレーションの湧く日があるんですね。何とはなしにインスタグラムを見ているとノビタキの写真を投稿されていらっしゃる方が。潮目カレンダーを見ても9時半過ぎが干潮。と言う事で9時少し前に馬入ふれあい公園の駐車場に到着。駐車場近くの木の上から、せわしなく威嚇するような鳴き声。そうです!モズです。今季初見のモズになります(^^♪

 階段を上ると「こまたん」のSさんが野鳥観察を終え帰られるところでした。挨拶の後、「ノビタキ来ていますか?」と伺うと、「来てますよ。先ほど展望台の近くで写真も撮りました。」との事です。その後、ほんの少し雑談をさせて頂きましが、ノビタキ狙いの騒がしいバーダーはお嫌いなようでした。

 Sさんの言葉通り、園内のお花畑の周辺では大きなレンズを装着した一眼カメラを携えたバーダーが3名。

 先ずは、展望台から相模川の干潟を見渡します。小さな野鳥の影が見えます。ファインダーを覗くと顔が未だ黄色いハクセキレイの幼鳥です。

 シギチは来ていないようなのでお花畑の周辺に見た事のないノビタキを探します。

 直ぐに見つけられるのは高鳴きするモズばかりです。とは言え、今年もいよいよモズの高鳴きの季節がやって来たんだなぁと感慨一入。

 さあ、ノビタキは見つけられるのか?3名いらっしゃるバーダーさんのうち、2名はお仲間のようで二手に分かれながらノビタキを探しています。私も園内を取りあえず歩きながらノビタキを探してみます。すると、先ほどのお二人が「あそこに居る!」と声を掛け合っています。

 90種類目の初見、初撮のノビタキです!!草被りでどうかと思いましたが、何とか撮影出来ました。コスモス畑より東側の草ぼうぼうの畑にノビタキはおります。

 そして、ここから2名のバーダーの暴走が始まります!コスモス畑にノビタキを行かせようと、1名のバーダーが東側の歩道からノビタキに近づきます。当然、ノビタキは人の気配を感じてその場を動きます。

 一度ノビタキの雰囲気を捉えられたので、移動したノビタキを草の間に見つけることが出来ました!そして写真を撮っていると何と!!先ほどのバーダーの一名が、私に「そこに居られるとノビタキがコスモス畑に行かないので、向こうで写真を撮って欲しい!」と言うではないですか。「向こうでも、ノビタキの写真は撮れるから」とさらに一言。

 それって、どういう意味????自分たちはノビタキに脅威を与えてコスモス畑に誘導しようとして、自分たちだけがコスモスとノビタキ、「コスノビ」を撮ろうなどと自己中心的な行動をよく取れるものだと呆れます。とても後味の悪い鳥撮となってしまいました。

 終末はきっと、多くのバーダーがこの公園に来るんでしょうね。皆さん、マナーを守って鳥撮して頂くことを願うばかりです。