還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

老々介護 足の痛みを訴える母

 (イラストはphoto ACより入手)

 今思えば予兆は1週間ほど前にありました。母がふくらはぎ周辺が痛いと言うのです。その時は翌日にはその痛みも引き、事なきを得たと思っておりました。

 ところが、一昨日の夜、右足が痛くて痛くて眠ることが出来なかったと昨日の朝、私に訴えてきました。緊急の場合に備えて、ボタンを押すと私の部屋でベルが鳴るナースコールみたいな道具を母の部屋に置いているのに何故知らせてくれなかったのか?どうでもよい事でよく鳴らすのに・・・。母の言い分は、夜中に迷惑はかけたくない。子の心、親知らず!何かあってからでは遅いのにと思いましたが、ここで𠮟ってしまうと母は委縮してしまうのでぐっと堪えます。

 痛みを感じる場所は右足のふくらはぎ周辺。足を触るも腫れている訳ではないし、浮腫んでいる訳でもありません。足首をゆっくり回すと、ある方向で痛いと言います。夜間程、痛みは強くないものの歩き方によって痛みが出ると言います。

 朝食を終えて、取りあえず10分ほどマッサージを致しました。マッサージで何か変わるのか?と期待しましたが症状は小康状態。

 本来は第一、第三の火曜日に訪問看護をお願いしているのですが幸いにも先方の都合で昨日の午後に来ていただける事となり、早速看護師さんに診て頂きました。私の診立て同様、腫れてもいないし浮腫んでいる訳でもないと看護師さんも同じ診立て。

 原因として考えられるのは、クーラーのかかった冷えた部屋で特に意識的に運動もしていないと血行不良で足に痛みが出たのではないでしょうかとの事。看護師さんのアドバイスもあり、先ずは足湯に10分ほど浸かって血行を良くしようと言うことになりました。その後、痛みはあるものの少し楽になったような気がすると母は言います。念のため、夕食後はシャワーだけではなくゆっくり、湯船に浸かるようさせました。すると、随分と痛みが和らぎ、昨晩は何の痛みも感じず今朝まで眠ることが出来たと、母は喜んでおりました。前日の痛みから解放され、嘘みたいだねぇと言う母を見て私も安堵いたしました。

 熱中症になっても大変ですので、酷暑が続くこの時期、朝から夜中まで母の部屋の冷房は切らないようにしています。しかし冷やせば冷やしたで今回のような弊害が出るとは・・・・。未経験の局面に遭遇するといつも最悪の事態がよぎってしまうネガティブ思考の自分なのですが、11月には89歳になる母ですのでそんなに楽観視もしていられません。

 一難は去りましたが、また母の体に何か異常が起きるかもしれません。今後は更に母の言動に意識を集中しなければと思う次第です。