還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

老々介護 母の便通のコントロール

photoACより入手

 今から遡ること数か月、母の粗相で風呂場、トイレそしてその間の廊下が結構大変なことになる事態が起きました。入浴中に便意を催した母がトイレに駆け込んだのですが間に合わず風呂場、脱衣所、廊下そしてトイレを汚しまくってしまったのです。

 私は2階の部屋でテレビを見ていたのですが、何気なく母の様子を見に行ったところ結構な状況が広がっていました。母も裸のまま、辺りの汚れた場所を拭いてはいるものの、年寄り一人でどうにかなる訳もなく・・・。そこからは、母を着替えさせ、30分以上掛けて自分のジーパンが汚れることも気にせず一心不乱に、掃除しまくる自分がおりました。無論、妻も手伝ってくれました!そしてその事態は1カ月も経たないうちに再度起きてしまいました。

 何故そのようなことが起きたかと言うと、糖尿病を患って地元の大きな病院に通院し始めた頃より便秘の薬としてセンノシドを処方してもらっておりました。当時は、この薬は効きすぎるので、便秘がちになったら服用すると言うことで毎日の服用はしておらず、便秘になると適当に朝とか昼とかに飲ませておりました。

 何故、2度も起きたかと言うとセンノシドは服用後10時間以降で腸の動きを促進する薬の為、夜に服用する薬なのですが、それを朝に服用させれば入浴中にセンノシドが効き始め、更に入浴する事で腸が刺激され、結果、入浴中に漏らしてしまう事となりました。訪問看護をお願いしている看護師さんからセンノシドは夜、服用するものですよとたしなめられて分かった次第でした。(薬を入れてある薬局の紙袋にも就寝前に服用と書かれていましたが、全くそれを私が見ていなかったのです。)

 4年以上、適当にセンノシドを服用させていた私に非があったのですが、以来、母は便通が無い時は入浴を避けるようになりました。もし、また入浴中に漏らしてしまったら・・・・。そんな不安がよぎるようになったのです。

 4月以降はセンノシドの服用履歴を記録するようにしました。当初はノートに記載していたのですが、5月からはエクセルに何錠飲んだか、便通はいつあったか、入浴はいつ入ったかを記録するようにしました。 

 上の表は6月の状況です。母親の記憶があいまいな時もありますが、便秘がちになったら2錠服用させます。便通の様子を見ながら、センノシドを服用する量を加減しています。この表には記載がありませんが、1日に1回だけ下痢をしてしまうこともあり、そんな時や便通の調子が良い時は服用しない時も設けました。(尚、入浴で足と記載しているのは足の指の皮がめくれるかゆみの無い水虫を看護師さんに指摘され、シャワーも浴びない日は足だけ私が風呂場で洗うようにしています。水虫の薬のお陰もあり2週間ほどで水虫は治りました。)

 加齢による体の対応力そして、そもそも機械ではないのできちんと母の便通のコントロールは出来ませんが、7月に入ってからは以下のような感じです。

 何とか4日間も便通が無いと言うことは無いように出来ております。また、湯船に入ることは多くないですが毎日シャワーは浴びるようになりました。

 ケアマネージャーさんにもこの話をしますと、結構、お風呂場で漏らしてしまうお年寄りはいらっしゃるそうです。我が家だけの問題ではなく、年寄りを抱えている家庭では起きうる問題と言う事ですね。幸い、隔週で看護師さんに来ていただくサービスを受けておりますので、看護師さんにも相談しながらこの問題と向き合っていきたいと思います(^^♪