還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

老々介護 3カ月ぶりの通院

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 今朝は3カ月ぶりの母の糖尿病の通院の日です。コロナ禍ではありますが、本来1月の通院を電話診療でパスしたので今朝の通院は不可避。診察の時間が11時の為、その1時間前までに血液検査を済ませないとならず、タクシーを9時半に予約しました。予約する段階で折り畳み式の車椅子も運んでほしい旨を伝えていたので運転手さんが車椅子を運んでくれます。

 母が通院する平塚市共済病院、駐車場のキャパが狭く8時を過ぎると車で通院される方がどんどん増え、駐車場に停められず行列が出来る始末。ですので、今朝は7時にマイカーに折り畳み自転車を積んで、一足先に駐車場を確保し帰りの足は万全です(笑)。積んでいた折り畳み式自転車で帰宅後、妻が用意してくれた朝食をて母と一緒に済ませ、タクシーを待つと言う段取り。

 血液検査の際に検尿もするよう言われるのですが、病院では尿が出ないようで毎回、尿検査をパスさせていただいておりました。そのことが気がかりで、今朝はホームセンターで購入したポリプロピレン製の蓋つきの容器を母に渡し、自宅のトイレで尿を取るようにしてみました。2度目のトイレで無事、尿が取れました。

 さて、病院に到着するとまたもや、タクシーの運転手さんが車椅子をトランクから出してくれたので病院の車寄せで車椅子を組み立て母を乗せて、検温の装置の前へ。母も私も無事平熱を確認し、受け付けの機会で受付を済ませて採血センターへ。以前は杖を突く母の手を引き、ゆっくりゆっくり採血センターまで歩いていたのですが、車椅子はスイスイと他の患者さんたちをかき分け、あっという間に採血センターに到着です。ここでも受け付けの機会にプラスチックカードの診察券を通して順番の札と、検尿の紙コップを受け取ります。ここで、今朝、自宅で採尿した母の尿が入った容器を男子トイレで私のリュックから取り出して検尿の紙コップに移し替えます。幸い、トイレには誰もいませんでしたので不審者扱いは免れました(笑)。自宅で採取した蓋つきの容器からなにかコンタミが起きないのか?一抹の不安はありましたが検尿の受付用の窓口に紙コップを置いて、後は採血の順番を待ちます。(尿検査の結果は異状なしでした)

 私は血管が太く、採血で苦労する事など微塵もないのですが、母の血管は細く、採血もかなり熟練の技師の方でないと何度も何度も左右の腕に針を刺されて見ている私まで痛い気持ちになることが多いのですが、今朝の技師の方はベテラン。一発で採血完了。ここで、ふと気付いたのですが車椅子の患者さんの対応をされる技師さんはベテランの方が対応されている事に気付きました。(4年も通院していて、なんでもっと、早く気付かなかったのでしょうか)

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 採血を終え、10時には内分泌科の待合室で11時の診察を待つこととなりました。久しぶりの病院は混雑することもなく、また待合室の椅子だとお尻が痛くなると訴えていた母でしたが、車椅子の座り心地はそこそこ良いようでウトウトしておりました。

 予約した11時よりも少し前に予約番号を呼び出すアナウンスがあり、久しぶりにT先生にお会いする。ヘモグロビンa1cが前回8.1%だったのが8.6%と上昇しており、治療方法変更の提案を受ける事となりました。いくつかの提案を受けましたが皮下注射の回数を増やす治療を選択致しました。

 朝だけ打っていた遅効性の皮下注射インスリン(グラルギン)に加え、朝、晩の2回即効性のあるインスリン(リスプロ)を追加する事となりました。先生も私の負担が増える事を心配してくださいましたが、母親の体のインスリンを作る能力がどんどん低下している以上、遅かれ早かれ、皮下注射の種類や量、回数を増やさざるを得ないと思いますし、4年前も皮下注射は朝、晩打っていたのでその状態に戻るのだと考えれば良いだけの話でもあります。

 明らかに母の病状のフェーズが変わってきたことを自覚して明日以降の介護に取り組みたいと思います。来月は、やはり診察をスキップした乳がんの経過観察での通院が控えています。がんサバイバーでもある母の病状が何と言われるのか・・・・。気に病んでも仕方のないことです。小さなこと、些細なことかも知れませんが、車椅子の活用(母親はまだ自分はそこまで歩けないわけではないと車椅子に乗ることを嫌がっていました)とか、自宅での採尿とか工夫しながら、母の治療に取り組んでいかねばと思う次第です。