還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

雨の日はブルーバックス 宇宙を支配する「定数」

 今月、4冊目に読了した本は、芹沢央さんの「火のないところに煙は」でした。先に芹沢さんの「神の悪手」を読了したのですが、イマイチな感じだったので「火のないところに煙は」も図書館で借りて読むこととしました。

 怪異もの、ホラー小説に属するのでしょうか。怪談を執筆する事となった主人公が語り手となり、6つの短編で綴られています。実話なのか?フィクションなのか?「神の悪手」とはテイストは異なりますが、これが芹沢央ワールドなのかと思いますが、あまり楽しめませんでした。

 と言う事で、ミステリー小説ばかり読みすぎており、少々、食傷気味になりましたので、久しぶりにブルーバックスで何か面白い本は無いか?ネットで検索して、図書館ですぐに借りられた本が、脳をつかさどる「脳」と宇宙を支配する「定数」の2冊。

 脳をつかさどる「脳」は50ページほど読んだのですが、あまり興味がそそられず読むことを止めます。

 宇宙を支配する「定数」は読み始めていますが、なかなか面白い。明日には読了出来そうです。宇宙の話から原子の話を行ったり来たり、万有引力定数に始まり、時間や長さをどうやって決めて来たのか、そして如何に光の速度を正確に測ろうと物理学者達がその卓抜した発想力で測定しようとしてきたか、発想はよいものの、それに応じた測定技術が登場していなかったり・・・。42年前に工学部、応用化学科を卒業した身ではありますが(笑)・・・・って物理が得意でなかったので化学に傾倒した訳でもありますが、今年58冊目のこの本を虚心坦懐に読み進めて行きたいと思います。