還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

上半期の読書記録

 友人がフェイスブックで上半期の読書記録をアップされていました。触発されて、私も上半期の読書状況をレビューしてみようかと思います。
 読了できた本は24冊でした。月、6冊は本を読みたいと思い昨年の6月から意欲的な読書を心掛けてきたのですが今年上半期では目標の月、6冊読了を達成できたのは2月と6月のみでした。

 本の種類はSFとミステリーが多いです。

 SFは、「パプリカ」、海外のSF作品「夏への扉」、「僕は秋子に借りがある I'm in Debt to Akiko」、「すべてがFになる」、「新世界より上」「新世界より下」の6冊になるかと思います。筒井康隆さんの「パプリカ」はまあまあ、楽しめましたが他の作品はたいして面白いとは思えませんでした。6月早々、上巻、下巻を合わせると1,000ページを超える大作を読み切りましたが「新世界より」も数百年後の地球に残った人類の話なのですが、舞台設定や未来の人間が呪力と言う超能力を駆使して生きていると言う設定はしっくりきませんでした。

 一方、ミステリーは「ケロべロスの肖像」、「配達赤ずきん」、「怪物の木こり」、「抵抗都市」(歴史改変ミステリーと呼んでよいのでしょうか?)、「白骨街道」、「盤上の向日葵」、「ジョーカー・ゲーム」ほとんどの本が面白かったです。すでに読書感想としてブログにアップしている作品もあり、自分はミステリーファンなのだと言う事を自覚している次第です。(図に乗って「配達赤ずきん」で紹介された「パプリカ」「民子」「夏への扉」も読んでいる訳ですが面白かったのは重複しますが筒井康隆さんの「パプリカ」と写真集のような猫の本、「民子」です。)ミステリーでつまらないと感じたのは「ケロべロスの肖像」でした。タイプライターズと言う番組に著者の海堂尊さんが出演されていたので興味を持ち、図書館で借りたのですが「なんだかなぁ~」と言う感想でした。背景情報として過去のバチスタシリーズを読んでいないと、この本の面白さが分からないようですネ。

www.fujitv.co.jp

 ノンフィクションでは「サクリファイス」(実話をもとにしたフィクションなのでノンフィクションとは言わないかもしれませんが)、「風のことは風に問え」、「聖の青春」は自転車競技、ヨットそして将棋と描かれている世界は異なりますが、いずれも多くの方に共感してもらえるのではと思います。また、作者が実はその競技に関して大して詳しくないと言う点では「サクリファイス」と「風のことは風に問え」は驚きを覚えるのではと思います。「聖の青春」に関しては、この本にインスパイアされた柚月裕子さんが「盤上の向日葵」を書かれたと言う事を知り、6月にこの本を読了いたしました。

 下半期、どんな乱読になることやらですが、活字の森を彷徨いたいと思います(笑)。

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