還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

市民活動最初の一歩を踏み出したら市会議員が凸ってきた( ゚Д゚)

 我が家から歩いて10分も掛からない地元のプールが2013年に閉鎖され、そのまま放置され写真のように荒れ放題です。そして2020年にPark-PFIと言う手法(荒っぽく言えば、業者に丸投げでプール跡地の公園整備事業をさせる)で積水ハウスを筆頭とする共同事業体が請け負う事となりました。

 そのプランが、プール跡地のみならずその東西の50年、60年と掛けて育ててきた防災林を伐採して公園整備をすると言うものなのです。

 遅きに失した感も否めないのですが、地元にいながら私にはこの件に関してあまり頓着しておりませんでした。しかし、リタイヤ生活に入り半年ほど前でしょうか、FBでこの問題を取り上げているグループに参加させていただいた事で、市長側の強引且つ、市民の声を聴かない独断専行する姿勢を知ることとなりました。

 江ノ島から西へ延びる防災林は当時の神奈川県知事の長洲さんによって植樹され今日に至っています。この防災林のお陰で風害、塩害、あるいは飛砂そしてある程度の高さの津波までをも防ぐことが出来ると森林研あるいは横浜国立大学の先生方からも科学的な根拠を持ってお墨付きを頂いているのです。

 20ヘクタール以上の規模の開発事業ありきで10億円以上の予算の半分が国から補助をもらえる事で大規模な防災林伐採をする公園整備事業となってしまいました。Park-PFIに参加する積水ハウスは1億円程度の費用負担で、公園が出来た後は毎年2000万円ほどの費用を市から支払われ続けます。業者しか儲からない事業としか言わざるを得ません。

 ただ幸いなことに134号線の真横に位置するこの場所に100台規模の駐車場を設ける事に関して神奈川県警から交通事故などの懸念があるため「待った」が入り、塩害風害の調査で一度延期になり、更に県警からの「待った」で2024年3月末まで実施協定を結ぶことが延期されています。

 と言う事で話が長くなりましたが、散歩の途中に樹林帯を守ろうと言う表示板を掲げているお宅をよく見ていたので、上述したFBのグループで問い合わせたところ、この活動をされている市民の会の方からこの表示板を3日前に頂くこととなりました。そして門扉に掲げることと致しました。市民活動、最初一歩でしょうか(笑)。

 すると、どういう事でしょう私の住んでいる自治会には市長側に付く市会議員がおりますが、その議員が昨日のお昼に凸してきたんです!!!市長サイドの議員なので開発工事を推進する側にあります。海辺に住む近隣自治会長6名が主催者になり市長を招き説明会を昨年11月末に開催(結局市長は参加しませんでしたし、市側からは誰も参加しませんでした)するも私の住む自治会ではこの主催者に加わることはありませんでした。私の住む自治会が主催者に加われなかったのは、噂ではありますがこの議員が自治会長と結託して説明会を拒否したからだと言われているそうです。

 来年4月の選挙挨拶と言うような体でしたが、この議員は今年度で4期(16年)務めていますが、我が家にこんな挨拶に来るなんてことは10年近く前に妻の親戚と一緒に来て以降一度も訪問はありません。

 何故、昨日なんでしょう??しかもご近所へは挨拶している形跡がありません。こんなタイミグの来訪は、敵情視察が目的であることは明白ではないでしょうか。当然、話題の大半は開発事業の話であり、訳の分からない説明を聞かされましたが私もこの半年で学んだ市側の横暴と防災林を伐採することの危険性について話を致しました。

 来月の初めにこの表示板を頂いた市民の会の方とはその会に入会する事が出来るか(母の介護があるため、私に時間の制約があるので)あるいは何か手伝えないかを話す機会が予定されています。この歳で初めての市民活動、最初の一歩でこんなことが起きるなんて!!市民の会の方とはメールのやり取りはすでに始まっており、昨日の件は報告いたしました。その返信には彼ら彼女らもなにがしかの妨害を受けていることが書かれておりました。

 少々、怖気づくところもありますが、市民活動の何たるかを体験して行きたいと思います。来年4月の選挙、争点になるであろう開発工事を民意の力によって防災林、伐採反対の新市長を当選させたいものです。