還暦の向こう側の住人

平塚、大磯を散歩しているオヤジのブログです

オミクロン株の事は南アフリカに学んだらどうだろうか?

 Twitterにてフォローさせていただいているしゅーさんが今朝、オミクロン株の感染拡大に関してつぶやかれていました。

 40日ほど前に南アフリカで発見された変異株、オミクロン株ですがすでにそのピークが収束しているとの事。南アフリカは、ワクチン接種率が20数パーセントと低く、そのような状況でもオミクロン株の収束がデルタ株と比較すると極めて速いと言う事実は示唆に富む情報ではないでしょうか。

 日本では、昨日から大阪での市中感染の報道で国民の脳裏にはこの2年間のコロナウィルスとの戦いと恐怖が蘇っているのではないでしょうか。

 デルタ株の時だって、水際では防げませんでしたし時間の問題で市中感染はどんどん広がって行ったと思います。

 テレビに出ている感染症の専門家と言われる人はもっと海外の情報を紹介するべきではないでしょうか。今まさに渦中にあるイギリスやアメリカの感染拡大を報道するだけのマスコミの姿勢もどうなんだろう。コロナに関してはマスコミはただただ扇動して視聴率を稼ぐと言うエゴしか見えません。そんな報道に多くの人が心を痛め、暗い気持ちと自分が感染するのではないかと言う恐れの中で日々を過ごしていると思いますし、またぞろその構図がオミクロン株の市中感染で繰り返さられるのかと思うと辟易します。

 南アフリカの事例をもって楽観的に暮らして行けばよいなどと乱暴な事を考えている訳ではありません。20数パーセントのワクチン接種率の南アフリカでのオミクロン株の挙動、強制的に集団免疫ができしまったインド(今も6000名前後の感染者が出ているようですがピーク時の30万人を超える1日の感染者数からの比較では激減しています)

www3.nhk.or.jp

ケーススタディが出来る国は色々あるのではないでしょうか。もっと様々なデータを検証して科学的にオミクロン株の正体に迫らないといけないと思いますが、マスコミのバイアスのかかった煽りに煽られ「幽霊の正体見たり枯れ尾花」的に必要以上に恐れる必要はないと思います。

 オミクロン株の市中感染が確認された現時点、恐らく倍々ゲームでその感染力の強さで感染者は2週間後には指数関数的な増加の道を辿るのではと思います。そうなれば結局、デルタ株の時と同じく医療現場に感染者を収容するキャパが無く自宅療養を好むと好まざるに関わらず強いられるのではないでしょうか。(イギリスではすでに隔離機関を10日から7日に減らすと報道されています)

 オミクロン株の感染拡大が一足早く起きているイギリスやアメリカの成り行きがどうなるかもありますが、南アフリカと同じように40日程度で感染のピークが収束すると言う一つの仮定が成り立つのなら来年の1月一杯、我々は初心に帰り3蜜を避けると言う行動様式を徹底して行けばよいのではないでしょうか。そして努力目標が1月末までと期限を切ってもらえればみんな我慢できるのではないでしょうか。

 政治には後手後手の対策と期限を切らないで「鋭意努力します」的な先延ばしの発言でお茶を濁してほしくないです。施策にはいつまでに何をすると言う明確なゴールが必要であり、それが履行されないときは速やかにリカバリープランを立案実行することを繰り返しながらゴールに近づけていく必要があるのではないでしょうか。